セミオープンキッチンはキッチンとリビング・ダイニングとの間の壁に開口部を設けており、適度に仕切ったスタイルです。メリットはリビング・ダイニングからキッチン内部が見えにくいですが、キッチンからはリビング・ダイニング側がよく分かります。欠点は開口部があるためニオイや油煙が漏れやすくなります。
オープンキッチンはキッチンとリビング・ダイニングを仕切らないスタイルです。家族との会話を楽しめるスタイルで広々とした空間がメリットです。しかしキッチンが丸見えになってしまうので片付けや収納などに配慮が必用です。
このような3種の型の中に色々なレイアウトのキッチンが考えられています。
まず第一にⅠ型と呼ばれるシンク・加熱機器の流しと冷蔵庫を一列に並べたシンプルなレイアウトです。コンパクトにローコストにできます。あまり長いと動線が長くなり作業に無駄ができます。
第二にⅡ型と呼ばれるシンクと加熱機器を2列に分けるレイアウトがあります。狭いスペースで収納や作業スペースを多く取れることが可能です。Ⅰ型より動線が短く作業効率が良くなります。アイランド型や対面式に向いています。
第三にL型スタイルがあります。シンクと加熱機器を直角に配置したレイアウトで、作業スペースが広く取れます。動線が短くなり効率的です。コーナー部分はデットスペースになりやすいので収納等で工夫が必用です。対面式に向いています。
第四にはU型と呼ばれるスタイルでシンク、加熱機器、作業スペースをU型に並べたタイプです。収納や作業スペースが多く取れ作業がしやすいです。シンク前にカウンターを据え付けて対面式にすることもできます。
第五にアイルランド型というものがあります。キッチンセットから一部またはすべての設備機器を離し、独立するアイランドを作るレイアウトで四方からも使用でき大人数でも作業ができます。
第六にはペニンシュラ型と言うスタイルです。Ⅱ型、L型、U型の端部が半島のように付き出したレイアウトです。半島部分が対面式となります。