建築後、インテリアの完成までには家具、カーテン、照明器具が加わります。これらの色やデザインが全体的に調和するように考えます。また、その時ソファーやカーテンもどんなものにするか考えておきます。
初めから詳細な部分まで決めておくことは難しいので、雑誌やモデルハウス等を参考にしてイメージを膨らまして下さい。カントリータイプかナチュラルモダンかタイプを決めて考えます。ここで大事なことはスタイルの形をキーワードで表してみることです。例えば、ぬくもりを感じる部屋か、クールな部屋かで全体の印象と色使いも決めることが出来、素材や部材を選ぶ際に失敗しにくくなります。
この考えが決まれば次に注意することは木部とパーツとの色使いです。床と巾木、ドアの色が微妙に違う場合、また、ドアノブと丁番の色が違うと案外目立ちます。木部の色はできるだけ同じ色にし、パーツ類もシルバー系かゴールド系に統一します。
インテリアは内装で凝るより家具で演出したほうが良いでしょう。内装はシンプルにすべきです。またシンプルにすることでメリットが沢山あります。まずコストを抑えることができます。メンテナンスも楽です。造作家具や腰壁等のインテリアデコレーションはコストがアップし、将来好みが変わった時に変更するのは大変です。インテリアは内装で凝るのではなくカーテンや家具、雑貨などでするべきでしょう。そのメリットは住宅が中古になった時に市場価値が高まります。以上インテリアの考え方のコツでした。