2×6工法というのもありますが、2×6インチ材を用いることで強度が増します。壁の厚みが6インチになり耐久性がアップするのです。
2×4工法の特徴は建物を支える面材にあります。壁や天井のことで建物にかかる力を壁、天井、床の6面で受け止める形になります。6面で支えることで耐震性が大幅にアップします。
木造軸組工法に比べて隙間がでにくいので気密性や断熱性がアップします。また、柱の出ない広いオープンスペースを簡単につくることが出来ます。
木造軸組工法では屋根は小屋組が必用になりますが、2×4工法では不要です。そのため小屋裏を吹き抜けとして有効に活用できます。
それに対して、デメリットとももちろんあります。木造軸組工法に対してですが、それと比べてプランに若干の制約があります。
壁の量や面積が建物の強度に影響するので、大きな開口を作ることが出来にくく、窓の位置や間取りに制約がかかることがあります。またこの工法は家を撤去することが難しいので、増改築が比較的やっかいと言われています。
しかし、メリットはまだあります。工期が3~4ヶ月と短くコストダウンになります。また工程がマニュアル化されているので熟練した技術者がいなくても施工がスムーズに進みます。施工業者や職人の技術によって建物の質が左右されません。