ところが、基礎工事で上手な職人が施工しても上下3~5ミリほどの不陸が起こってしまいます。そこで、岐阜市にある廣瀬工務店があるものを考え出しました。
それは円盤状で、キソに設けるアンカーボルトに取り付ける部品です。キソ天端と土台の間に設けます。土台のアンカー全てに取り付けます。
この製品の部材は内側の穴に、ネジが切ってあります。この製品を工具でまわすことによって土台を上げさげし高さを調節します。そして、土台の水平が1ミリ以下にできるようになります。
いままでは土台の天端に多少の誤差が出た場合は、根太の取り付けで手直しをしていましたが、根太レス工法が普及しだしてからは調整が困難になりました。
約3年で完成し、2008年三月に特許申請を行い認可されました。
その後は例えばシステムキッチンの取り付けは、今までは4人工で二日かかりましたが、現在では同じことが一日で出来ます。
その他、下地ボードのとりつけやモクセイ建具の吊りこみ・サッシ等の取り付けにもレベルの調節はぶける分工期が短縮できるようになりました。
この製品のコストは建築面積約130平米の住宅で、アンカーボルトと対で約八万円だそうです。
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