ユーザーの興味が生活する空間やライフスタイルにまで広がっていますが、ハウスメーカーが力を入れているのがソフトとライフスタイルの提案です。それを「子供が健やかに育つ家」として提案しています。
なかでも最近目立っているのが、子育てをテーマにした商品です。昨年4月に発売されたミサワホームの住宅『ジニアス リンケージ ウイズ キッズ』。子供の安全を考慮した住まいずくりに取り組んでいます。
この商品の特長はセンターヴォイドという吹き抜けです。吹き抜け自体は珍しくありませんが、この家のキモは家の中央に吹き抜けを設けているということです。
一階のスペースは上下階に繋がっていることで、家族の一体感がでるように設計されています。また、子供たちが積極的に使用できるようにした収納スペースやスイッチの高さを床から1mにするなど使い勝手を検証しています。
さらに親にも気分が転換できるように専用の空間を設置するなどして大人の目線でも子育てをバックアップできるようにしています。
ダイワハウスの住宅『ジーヴォ・ヴィ』は、こどもがいる家庭では台所や食堂で過ごす時間が多いということで、対面カウンターキッチンにプラスして、少し低くした「ダイネットカウンター」を設けています。
また、最近たたみの空間が要求されている傾向があり、畳ユニットなる「ハコザ」を考え、親子のコミュニケーションをつくる場を提供しています。
そのほか、三井ホームの『ホワイトマイレーヴwith papa@home』はこどもや母親の立場で考えた子そだてから、一歩進めて父親にスポットをあてた商品です。
積水ハウスは、家族どうしの繋がりを大事にしたリビングや、子どもの興味や知性を育てるために、絵をかくことができる壁「ドラフトウオール」を考えています。
以上近年の大手ハウスメーカーさんの商品戦略の紹介です。
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